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REPORT
SCBホンモノニツナガル
第6回留学編
日時:2019年8月18日(日)午後1時~午後4時
(受付開始午後0時30分)
会場:NTT西日本熊本支店 スマートひかりスクウェアくまもと
(住所:熊本県熊本市中央区桜町3-1)
対象:中学生・高校生・大学生などホンモノを目指す若者
参加者:60名
参加費:無料
内容:講演会とワークショップ
講演テーマ:「自分を主語に世界で学ぶ」
ホンモノの講師:髙島峻輔(たかしまりょうすけ)氏
ハーバード大学環境エネルギー工学専攻

![]() さながら国の代表ハーバード大学の学生1600人中、日本人は0.1パーセントしかいません(髙島先生の学年は日本人は2人だけ)。 国を代表する環境と言えます。 | ![]() チャンスの神様には前髪しかない髙島先生は「チャンスの神様には前髪しかない」と語りました。 チャンスを前にして、後でやろうと思ってはだめなんだと。二度とそのチャンスはつかまえることはできません。 |
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![]() 質問が大事どうしてみんな質問しないの?と疑問を投げかけた髙島先生。 ハーバードでは質問することが点数になります。 | ![]() 話すことは大事ハーバード大学の1回目の授業は「Shopping Week」と呼ばれていて、学生はどの授業にも出入り自由です。 教授たちは自分の研究がどう面白いのか、社会にどのように役に立つのかに加えて、自分の生い立ちや家庭のことなどを話して授業に生徒が集まるようにアピールするそうです。 アメリカでは話していることが理解できないのは話し手の責任だと考えられています。だから教授たちも、学生が理解できるように、そして授業や自分自身に魅力を感じてもらえるように話すんですね。 |
![]() 夢を語ろうハーバード大学の学生は、他の大学生に比べて、自分の夢を話せる能力が10倍あると思うという高島先生。 近くには「Yume Wo Katare」という二郎系のラーメン屋さんがあり、ラーメンを食べた後にその場に立ち上がって自分の夢を語って帰るという人気のラーメン屋さんだそうです。 | ![]() 一流の人の話を聞ける環境ハーバード大学では、毎週、前国連事務総長クラスの人が講演。講演終了前に3本のマイクがセッティングされ、そこに聴衆が並びだす。そして質問をする環境があるそうです。 |
![]() 3つの武器を手にしたハーバード大学に入って、3つの武器を手にしようと考えたそうです。それは、 ①好きなこと ②得意なこと ③周りと違うこと ・・・3つの武器を手にチャレンジすることで、少しずつ自信がつく。そして少しずつ信用を得ることとなっていくそうです。 髙島先生の場合には、 ①ラグビー ②写真=ハーバード学生新聞の写真担当 ③日本人であること=ハーバードの国際学生会議実行委員会 にチャレンジしたそうです。 | ![]() 自分を主語にの意味髙島先生は、英語で東日本震災による福島原発をプレゼンする機会があり、データ や状況の写真や文献などを完璧に準備して臨んだそうです。 ところが、そのときに想定外の質問が。 それは、 ①「あなた」はどう考えたのか? ②「あなた」はどう行動するの? この質問に対して応えることができなかった自分を反省し、「自分を主語に考え、行動する」ことが大事だと学んだそうです。 そこで、髙島先生は、2017年から1年半、オランダの風力発電、アイスランドの温泉発電、沖縄の風力発電を訪問し働かせてもらったり、外務省でインターンを経験するという選択をしました。つまり、現場に行くことで主語が「自分」になってきたと語りました。 |
![]() Connectハーバード大学ではCompare(比べる)ではなくConnect(つながる)ことが大切だと実感したそうです。 アメリカでは社会人になって大学院に入ることが多いそうで、社会人大学生との交流が学びが多いとのこと。 あるとき、髙島先生は「2055年までに二酸化炭素排出量を半分にするためのエネルギー工学のグループワークの授業」を受けたとのこと。そのとき3人でグループを組んだそうです。 そのときのメンバーは ①School of Public Health(公衆衛生)の学部生1名=40歳 ②Graduate School of Desigh(都市デザイン学)の大学院生1名=30歳 ③髙島先生 議論が始まると、 ①交通渋滞は2055年にあるか? ②都市の形が変わっているのでは?空飛ぶ車があるはずだ。 ③2055年は電気自動車の電気はどうやって作るか? といったことを自分と異なるバックグラウンドを持つ学生がつながって研究することが新鮮だったと髙島先生は語りました。 | ![]() 熊本県は素晴らしい髙島先生によれば、「日本で一番学生が海外で学ぶ環境を支援している県は熊本県」 |
![]() とりあえず発言することが大事髙島先生、ハーバード大学で「とりあえず発言する」ことの大切さを学んだそうです。内容はどうでもいい、発言することによって初めてスタートラインに立つことになる。 日本だったら回答を出して点数が評価されるが、アメリカは発言することで評価されるとのことです。 | ![]() ハーバード大学の入試試験問題ハーバードの入試問題 ”What specific plan do you have, if any, for using the education you hope to receive?” 日本語訳:「あなたが受けたい教育を使ってどんなことがしたい?具体的に教えてください。」 ハーバードの入試では1600人が選抜されるので、20倍(32000人)に当たる人が応募してくるそうです。そんなに多くの人が受験するのですから、他の人が書けない、他の人が話したら不自然なほどパワフルな内容を書けることが高評価となるとのこと。 それを英語で50単語で書かなければならない。 髙島さんは、「ハーバードは学際的な大学なのでエネルギーや環境分野を学びたい。そして東アジアのエネルギー問題を解決したい」と書いたそうです。 |
![]() 髙島先生からのラブコール「5年後か10年後か50年後かわからないけれど、みなさんと一緒に頑張れたら素晴らしいと思います。」 ホンモノニツナガルに参加してくれたみんな、頑張ろう! |


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